2007年10月25日

外人さんには解りにくいこと

 高校時代、勉強はできませんでしたが、興味のあることだけは覚えています。十三夜について、コメントの返信に書きました、
日本人の美意識についてのことです。、古典の先生で、言語学者で金田一春彦という当時、国語辞典の編集などをしていて、
金田一秀穂のお父さんになる人と東大で同期の金時計を貰ったと言われていた先生の授業を思い出しました。

日本人の美意識は99%のそれで、すべてをあからさまにしない。たとえば、平安時代の女性を描いた絵は、必ずと言っていいほど、扇子や御簾などで顔の一部が隠れている。浮世絵の見返り美人もしかり、しかしながら、モナリザは全部顔を見せている。ようするに、見る側に、「隠している部分が見えたら、どんなに美しいのだろう」という期待や想像をさせる、言い換えれば無限大の美を意識させるのが、古来日本人のすばらしくも奥ゆかしいところなのである、という説を私たちレクチァーされた事を30数年ぶりに思い出しました。

そして、その感性は、外国人の人には解りにくいことである、とのことでした。実際はもっと激しい差別的な表現なのでひかえますが。そしてぼんくらな私たちに、土曜(当時は)と日曜の夜はどちらがうれしいか?と問い、土曜と答えると、それが日本人の美意識である、簡単に説明してくれました。いわゆる花金は楽しいということです。土日にどんな楽しいことがあるのだろう、恋人とドライブに行こうか、かみさんと温泉でも行くか、とか。

なるほどわかりやすかった。インテリという人は、難しいことを簡素に語れる人だなあと思い、あとは気持ちよく、居眠りできました。だから、十三夜が好きな人は日本人ですね。
おわり。



Posted by うまい寅さん at 10:54│Comments(0)TrackBack(0)独り言

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